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ピエール・ポランは1927年、パリでこの世に生を享けました。
ルーブル美術館やパリ区役所、大統領官邸であるエリゼ宮のインテリアを手掛けた、フランスを代表するデザイナーです。
若かりし頃の彼は、イームズやネルソンなどに代表される、ミッドセンチュリーデザインに大きな影響を受けたと言われています。
1950年代、家具デザイナーとして活動を始めた彼は、様々な椅子を世の中に送り出しました。
中でも代表的な一脚が、リボンをふわりと折ったようなフォルムの「リボンチェア」でしょう。
独特の曲線美と、ゆったりとした座り心地を兼ね備えたこのチェアは、世界中の美術館でコレクションされている逸品です。
その一方で、ピエール・ポランは「F031デスク」という、直線を基調としたデスクも手掛けています。
彼自身が営業を行った、唯一のデザインとされるこのデスクは、潔いほどシンプルでコンパクト。
機能性を追求しつつ、天板・引き出し・脚のそれぞれに異なる素材を用いるなど、こだわり抜かれた美しいデスクです。
数々の名作を世に残したピエール・ポランは、2009年に生涯の幕を閉じました。
しかし、その輝きは今もなお、世界中のファンを魅了し続けています。
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